ジャッキー

高橋さんから着信あり。電車内だったので出なかった。降車後にかけ直そうと思ったら珍しく伝言メッセージが入っていて、聞いてみると、「渋谷で弾丸ジャッキー見たわ」とのこと。もちろん掛け直さず。なぜわざわざ高橋はおれに「弾丸ジャッキー見たわ」と伝えたのか。そして、なぜ、「おれ」なのか。まあ、確かに「弾丸ジャッキー」と言われて「ああ、弾丸ジャッキーね」とすぐに飲み込める人間はまだ多くなく、高橋さんの携帯に登録されている人の中で「渋谷で弾丸ジャッキーみたわ」と言って「ああ、弾丸ジャッキーね」と言えるのはおれぐらいかも知れないな。若手芸人ついでに、全然関係ないのだが、おれは高田コーポレーションを悪くは思っていない。温情を持って見ている。それは、梅雨時にレインコートを着て新宿のパチンコ屋に挟まれた狭い通りを駆け抜ける高田コーポレーションのふたりを見て以来である。しかし残念なのは高田コーポレーションが全く面白くない事である。