肛門に小指の先くらいの大きさの腫れができた。さっそく家庭の医学を開き、「肛門」というカテゴリーを見たところ、どうやら痔瘻という症状ではないかと思われる。まあ、オールザッツ不健康というライフスタイルを20年間貫き通してきたので、いつかどこかにガタが来るだろうと薄々思っていたが、まさかアナルをいきなり攻められるとは思わなんだ。あまりにも予想外で「思わなんだ」という表現すら飛び出すのも、やはりデリケートな部分が極めてデリケートな事になっている証であり、やはりデリケートな部分がデリケートな事になっている証である。こうなればボラギノール先生頼り。肛門に指で挿入。という様々ある薬の服用の仕方の中で最も屈辱的な方法を強要するのだから、効き目はあるはず。これで効果が無いと来た日にゃ、座薬挿入フェチビデオで夜もすがら自慰に耽りながら泣き寝入りするしかないではないか。それだけは避けたいので、私はこれからハードオフで買った鉄琴をならして時間を潰し、宇多丸のラジオ(新聞のラジオ欄に「やけのはら」と書いてあり最高の違和感)を聞きながら、ボラギノールを挿入して寝ます。