■

朝
体がダルくて、
見たことのない色の痰がたくさん出るので
風邪をひいたんだね
と、はっぴいえんどらしく気づき
そういえば昨日から喉に違和感があった事を
思い出し、束の間、今日は何をして過ごそうかて考え、
風邪だったら寝てなきゃダメよ〜
と、萩本欽一の声が聞こえたが
ムリヤリ外出し、実に暖かく、今年に冬はなかったかな、
と思いながら
サークルKでVC3000のど飴を買う。
レジの小泉さんがカワイイので、瞬間トリップ
「（こうじくんなら何買ってもタダにしてあげたいけど、そんなことしたらアタシまた店長に怒られちゃうの、わかってこうじくん、だから）100円になります（あとでチューしてあげる）」
キャスターのスーパーマイルドを買って
自転車で東小金井に行ったが
しかし今思えば、東小金井になんか用はなく
なぜそもそも外出したのか、
自分で自分に疑問でありますが
おそらく気が狂ってたんですね
まあ、とりあえず少し腹が減ったので
松屋に入り、豚丼を食していたら
東小金井に全く似つかない、肌をこんがり焼いた
若い男が入ってきて
牛丼を「つゆだくネギだくで」と言い
茶を出されてる上に「お冷やちょうだい」といい
出てきたサラダにドレッシングを、
nao.のぶっかけモノ級にかけ
もちろん紅生姜も山盛りにし
ああ、アフリカのなんとかいうオバハンが提唱する「MOTTAINAI」を
体現する男がここにおりますぞ
と叫びたい気持ちを押さえると同時に
彼より先に食べ終わってはいけない、と
強く思い、なぜかというと、
ほらやっぱりと言わんや
食べ終えた彼はトイレに入って行ったのを尻目に
ワタシは店を出て
パチンコ屋のトイレに入り、
個室で上着を脱ぎ、排泄を済ましていると
鋭い咳払いをした際、
ワタシの口から大量のクリーム色の痰が飛び出し
そのまま黒い床に落ち
しなってハート型になり
面白かったので、悪いとは思いつつ、
もう一度、今度はわざと、痰を床に吐いてみると
見事なクマのプーさん型に落ちて
あまりにも見事なプーさんだったので
本名をくまがいプーじに変え、
それに伴い、mixiのニックネームも、クマプーに
しようかと、一瞬考え、帰宅

帰宅し、そのままベッドに倒れ込み
少し眠った。
夕方ころ起き、もう少し寝ようかなと思ったが、
眠れなかったので
枕元に積み上げてあるブラックジャックを読む。
ピノコ萌え、ピノコ萌え、ピノコ萌え、
ピノコで鬼畜オナニーをしようかと思ったが、
どうにも勃たなく、断念し、
今まで漫画のキャラクターで誰に萌えたかなと
少し考え、ピノコとバカボンのママとシガテラの南雲さんくらいかなと
いうところに落ち着き、
もう一度、ピノコで陵辱オナニーをしようかと思ったが
無理だった

ワタシは、昔から、風邪をひくと、
何かに追われる観念が頭にとり憑いて
離れなくなり、とても不安定になる。
ここからは精神薄弱な人間の譫言と、とって頂いて結構なのですが
とにかく何かに追われるんです
眠れない夜中に、頭の中に、何かが、
膨大な量の何かが押し寄せるのです
その「何か」を言葉で説明するのは、大変難しいのですが
例えて言うならば6784556658974665623419437546÷431245767981546889113451の計算を
正確に、そして、素早くやらなくてはならないのです
そこでワタシは計算に取りかかるのですが、
必ず間違え、やっと、9桁目の計算を終え、
間違いに気づき、最初からやり直し、
その行動を、永遠に繰り返さなければいけないような
漠然とした、しかし明らかな不安にとり憑かれ
泣き叫ぶこともできず、
ただ呆然と冷蔵庫の中身をじっと見つめていたことや
トイレに3時間ひきこもったことや、
紙に曲線を何重にも書き続けたりしたことがあります
しかし、奇行を繰り返す自分を冷静に見つめる自分も
しっかりと存在し
風邪をひくとワタシは気が狂うんだなあと
極めて冷静に思います。
過ぎて見れば
すべて笑い話になるのだからええやないかい
と言い聞かせてる自分がおるわけです